2025年度３月期 決算短信の要約
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三菱重工業の2025年3月期決算は、売上収益5兆271億円（前期比7.9%増）、事業利益3,831億円（同35.6%増）と大幅な増収増益を達成しました。エナジーと航空・防衛・宇宙セグメントが牽引し、全セグメントで受注高が増加。財務面では資産・負債ともに拡大し、キャッシュ・フローも改善。2026年3月期も増収増益を見込み、さらなる成長が期待されます。
主な事業セグメント
三菱重工業株式会社の主な事業セグメントは、エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙の4つです。各セグメントでは、発電システム、製鉄機械、物流機器、航空機など幅広い製品・サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の連結業績は、売上収益が前年比7.9%増の5兆271億円、事業利益が35.6%増の3,831億円となりました。親会社の所有者に帰属する当期利益は10.6%増の2,454億円に達しました。特にエナジーセグメントと航空・防衛・宇宙セグメントが増収増益に貢献し、全セグメントで受注高が増加しています。
貸借対照表の変化
資産合計は前期末比6.4%増の6兆6,589億円となりました。主な増加要因は現金及び現金同等物と棚卸資産の増加です。負債合計は7.5%増の4兆1,891億円で、主に契約負債の増加によるものです。資本合計は4.6%増の2兆4,698億円となり、親会社所有者帰属持分比率は35.2%と前期末から0.7ポイント低下しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは、前期比60.2%増の5,304億円のプラスとなりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、前期比43.2%減の1,877億円のマイナスでした。財務活動によるキャッシュ・フローは、前期比28.2%増の1,141億円のマイナスとなりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比52.5%増の6,578億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績見通しでは、売上収益5兆4,000億円（前期比7.4%増）、事業利益4,200億円（同9.6%増）、税引前利益4,000億円（同6.8%増）、親会社の所有者に帰属する当期利益2,600億円（同5.9%増）を予想しています。全セグメントで増収を見込んでおり、特にエナジーセグメントと航空・防衛・宇宙セグメントの成長が期待されています。
株主還元
2025年3月期の年間配当金は1株当たり23円（中間配当11円、期末配当12円）となり、配当性向は31.5%です。2026年3月期の配当予想は年間24円（中間配当12円、期末配当12円）で、予想配当性向は31.0%となっています。
注意事項
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