2025年3月期通期決算短信の要約
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LINEヤフー株式会社の2025年3月期決算は、売上収益が1兆9,174億円(前年同期比5.7％増)、調整後EBITDAが4,708億円(同13.5％増)と、5期連続で過去最高を更新しました。PayPay関連サービスの成長や広告事業の好調が業績を牽引し、全セグメントで増収となりました。今後も成長領域への投資を継続しながら、さらなる業績拡大を目指しています。
主な事業セグメント
LINEヤフー株式会社の主な事業セグメントは、メディア事業、コマース事業、戦略事業の3つです。メディア事業は広告商品の企画・販売・掲載、コマース事業はeコマース関連サービス、戦略事業は決済金融関連サービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年3月期の売上収益は1兆9,174億円(前年同期比5.7％増)、調整後EBITDAは4,708億円(同13.5％増)と、ともに5期連続で過去最高を更新しました。メディア事業ではアカウント広告が成長し、コマース事業ではZOZOグループやアスクルグループが増収に貢献しました。戦略事業ではPayPay関連サービスが大きく成長し、売上収益が17.7％増加しました。
貸借対照表の変化
資産合計は前期比1.3％増の9兆1,583億円となりました。主な変動として、カード事業の貸付金が25.5％増、銀行事業の有価証券が38.7％増、銀行事業の貸付金が28.1％増加しました。負債合計は2.5％増の5兆7,394億円、資本合計は0.8％減の3兆4,189億円となりました。親会社所有者帰属持分比率は32.7％と、前期末から0.9ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは5,195億円の収入となり、前期比で64.2％増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは5,056億円の支出で、前期比13.9％増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは4,167億円の支出となり、前期の814億円の支出から大幅に増加しました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比26.5％減の1兆439億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の業績見通しとして、売上収益は2兆1,000億円(前年度比9.5％増)、調整後EBITDAは5,000億円～5,100億円(前年同期比6.2～8.3％増)、調整後EPS（新定義）は25.9～26.9円（前年同期比4.0～7.9％増）を見込んでいます。成長領域への投資を継続しながら、増収増益を目指す方針が示されています。
株主還元
2025年3月期の期末配当は1株当たり7円、配当総額500億円となる見通しです。2026年3月期も同額の配当総額500億円、1株当たり7円を予定していますが、自己株式取得の結果によっては1株当たりの配当金額が増加する可能性があります。
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