2025年３月期決算短信の要約
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株式会社田谷の2025年3月期決算では、売上高は減少したものの、営業利益と経常利益が6期ぶりに黒字化しました。しかし、特別損失の計上により当期純損失となりました。次期は更なる改善を目指し、リブランディングやフリーランス事業の確立などの施策を進めていく方針です。ただし、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在している点に注意が必要です。
主な事業セグメント
株式会社田谷は、美容室の運営を主な事業としています。直営美容室の運営に加え、フリーランス美容室の新規出店も行っており、当事業年度末の美容室店舗数は63店舗となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当事業年度の売上高は54.44億円（前年同期比6.8％減）となりました。営業利益は300万円（前年同期は営業損失2,300万円）、経常利益は400万円（前年同期は経常損失2,800万円）と、6期ぶりに黒字化しました。しかし、店舗閉鎖に係る費用や固定資産除却損などの特別損失3,600万円を計上したため、当期純損失は6,200万円（前年同期は当期純損失1.58億円）となりました。
貸借対照表の変化
総資産は19.86億円（前年度末比1.0％減）となりました。主な変動として、建物が1.97億円増加、ソフトウェアが4,800万円増加した一方、現金及び預金が1.01億円減少、敷金及び保証金が1.08億円減少しました。負債総額は15.7億円（前年度末比1.0％増）となり、純資産は4.16億円（前年度末比7.8％減）となりました。自己資本比率は前事業年度末の22.5％から20.9％に減少しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは6,700万円の支出（前期は2,500万円の支出）となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは1.67億円の支出（前期は1,400万円の支出）となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは1.34億円の収入（前期は6,900万円の支出）となりました。これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は1.66億円となり、前事業年度末に比べ9,900万円減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の業績見通しについては、売上高51.8億円（前期比4.9％減）、営業利益5,000万円（前期は300万円）、経常利益5,000万円（前期は400万円）、当期純利益2,000万円（前期は6,200万円の損失）を見込んでいます。「リブランディングの推進」、「フリーランス事業の確立」、「本部構造の抜本的改革」の3つの施策により、当期純利益の黒字化を目指します。
株主還元
当事業年度の配当金は、期末配当金を1株当たり0円とし、年間配当金も0円となっています。次期の配当については、今後の業績動向を勘案して決定する予定です。
注意事項
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