2025年３月期 決算短信の要約
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データセクション株式会社の2025年3月期決算は、売上高が32.0%増の29.42億円となった一方、AIデータセンター事業への先行投資により各段階利益で損失を計上しました。新規事業の立ち上げに伴う投資が影響し、現金及び現金同等物の残高が大幅に減少しています。今後はAIデータセンター事業の進展が業績回復の鍵となる見込みです。
主な事業セグメント
データセクション株式会社の主な事業セグメントは、国内事業と海外事業です。国内事業はデータサイエンス事業、システムインテグレーション事業、マーケティングソリューション事業で構成されています。海外事業は主にチリ・コロンビアを拠点としています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は29.42億円(前年同期比32.0%増)となりました。これは既存の主要子会社の受注が堅調に推移したことと、新規に連結子会社化したMSSの影響によるものです。一方、新規のAIデータセンター事業向けの先行投資により、営業損失4.96億円(前年同期は2.16億円の損失)、経常損失6.13億円(前年同期は2.35億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失6.54億円(前年同期は12.61億円の損失)を計上しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比21.3%増の45.93億円となりました。これは主に無形固定資産が19.8億円増加し、現金及び預金が11.64億円減少したことによるものです。負債は21.6%増の21.93億円、純資産は21.1%増の24億円となりました。自己資本比率は50.4%と前年度末の50.6%からわずかに低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは8,300万円の支出(前年同期は3.33億円の獲得)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは11.92億円の支出(前年同期は5.69億円の支出)で、主に無形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは1.63億円の獲得(前年同期は3.82億円の獲得)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前年度末から11.54億円減少し、5.05億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想については、AIデータセンター事業における1プロジェクトあたりの契約金額が多額であり、1プロジェクトの成約の有無が経営成績に著しい影響を及ぼす状況にあるため、現時点では非開示とされています。いずれかのプロジェクト受注が確定した段階で、速やかに公表される予定です。
株主還元
当期および次期の配当予想はともに0円となっています。
注意事項
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