〔NY外為〕円、148円台後半(18日)
【ニューヨーク時事】週末18日のニューヨーク外国為替市場では、週末を前にした持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=148円台後半で弱含みに推移した。午後5時現在は148円79銭~89銭と、前日同時刻(148円56~66銭)比23銭の円安・ドル高。
ニューヨーク市場は148円52銭で取引を開始。米長期金利の低下を眺めて、円買い・ドル売りの流れが先行していた。米商務省が朝方発表した6月の住宅着工件数は前月比4.6%増の132万1000戸と、市場予想(130万戸=ロイター通信調べ)を上回った。その後、米ミシガン大学が発表した消費者調査によると、7月の景況感指数(暫定値)は61.8と、前月(60.7=確報値)から上昇。市場予想もわずかながら上回った。指標発表後、長期金利が下げ幅を圧縮した場面では、ドルの買い戻しがみられた。
取引後半は目立った材料に乏しい中、相場は徐々に上げ幅を縮小。円安・ドル高地合いに傾き、148円台後半を中心に狭いレンジ内を方向感なく推移した。参院選の投開票を20日に控え、様子見ムードも広がっていた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は18日、米ブルームバーグテレビのインタビューで、トランプ大統領から次期FRB議長職の打診があれば、引き受けるとの意向を示した。一方、トランプ氏は18日、ステーブルコイン規制(ジーニアス)法案の署名式で演説。「金融での米国支配を確固たるものとする大きな一歩だ」と強調したほか、「ドル下落をそのままにしない」と述べた。これらの相場への影響は限定的だった。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1626~1636ドル(前日午後5時は1.1592~1602ドル)、対円では同172円93銭~173円03銭(同172円21~31銭)と、72銭の円安・ユーロ高。(了)
時事通信
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最終更新:7/19(土) 6:35